出川式電源
電流欠落問題
流供給不足が1秒間に100~120回(電源周波数の2倍)起こります。もう1つ、電流不足が生じるタイミングがあります。それはダイオードと電解コンデンサの電位差がほとんどないときと。電流は電位差があれば流れますが、電位差がなければ流れません。ダイオードと電解コンデンサ間の電位は常に変化しているため、電位がほぼ同じになる瞬間があります。このときもやはりダイオードから電解コンデンサには電流が供給されません。さらに言えば、電解コンデンサよりダイオードの方が電位が低くなったときも電流は流れません。回路図だけ見ていると、いつも必要な電流が供給されるように見える電源が、実際には断続的にしか電流を供給していないわけです。つまり、電流が供給されない間にアンプが大きな電流を流そうとすると、瞬間的に電解コンデンサに充電されている電荷だけで必要な電流をまかなわなければならず、瞬間的に大電流が流せる高性能コンデンサでないと、アンプの動作が制限されてしまう結果となります。見た目巨大な電源トランスと大容量の電解コンデンサが搭載されているアンプでも、このようなことが起きている可能性は充分あります。
リップル問題
電流の供給問題とは別に、電源回路にはリップルという電圧変動があります。電源の出力には必ずあるものですが、出川式電源ではこのリップルが同じ容量の電源で比較して約1/2になるという大きな利点があるのです。理想的には、リップルはゼロになるべきですが、交流を整流する以上ゼロにはできません。リップルを減らすには電解コンデンサの容量を増やしていくと少しずつ減っていきます。電荷を溜めれば溜めるほど有利というわけです。しかし、やたらに容量を増やすと電解コンデンサの価格も上がりますし、ケースに入らなくなります。また、電源に使うには容量だけ大きくてもダメで、瞬時電流供給能力が高くなければなりません。瞬時電流供給能力が高く容量も大きな電解コンデンサはそれだけで高価です。では、現在電源に使われている電解コンデンサを利用してリップルを半分に減らせるとしたらどうでしょう。コストもそれほど上がらず、電源を2倍以上にしたのと同じ効果が得られるとしたら。それができるのが出川式電源です。 通常のアナログ電源は、電源トランス→ダイオード→電解コンデンサ→負荷(アンプなどの回路)という流れで必要な電流をアンプに供給しています。100万円を越えるアンプでもアナログ電源はこのようになっていますので、一般にはこれで充分と思われています。しかし、実際には、ダイオードには順回復時間/逆回復時間があり、この間は負荷に供給する電流が不足します。時間にして約数百μ秒です。
まとめると、通常のアナログ電源との違いは、
・リップルが少ない(電源ノイズが下がる。2倍以上大きな電源と等価)
・リカバリー時の挙動が改善される
・コンデンサの放電時の性能が改善される
・これらの結果として、音質が大きく改善される
です。アナログ電源を搭載している機器には全て実装可能なので、手持ちのCDプレーヤー、DAC、クロック、イコライザー、市販アンプ全てに搭載可能です。
一例として、出川式電源をSATRIアンプPRE-7610Mk2とAMP-5512Kに搭載したお客様からの改造・試聴記を掲載致します。なお、SATRIアンプをお持ちのお客様には出川電源改造サービスを予定しています。個別のお問い合わせはメールでご連絡下さい。


